「スピード」制作過程①
今回は「スピード」をメインテーマにしてイラストを制作していきます。「制作過程」記事は毎回どういった考え方をしてイラストを制作しているのか言語化していこうと思っています。「制作過程」は2〜3記事に分けて投稿していくので、ぜひ最後まで見てください。
イラストのテーマと構図の意図
学生服を久しぶりに描きたくなったので、「スピード」と合わせてどういったシチュエーションが良いかと考えました。 その結果「遅刻」と「自転車」がアイデアに挙がったので、それらを掛け合わせて「遅刻しそうな女学生が必死に自転車を漕いでいるイラスト」 といったテーマが浮かび上がりました。このテーマを元にイラストを制作していきます。
まずは画面比率と人物の配置場所(構図)を考えていきます。キャラクターイラストで背景はなるべく簡素なもの。 人物に主題を置いたイラストを描くことを前提にアイデア出しを進めていきます。
キャラクター全身を写すものは少しスピード感が薄れるのと、表情も描きたいと思ったのでボツ。 キャラクターを前面に配置しようと思いました。 ただ、横長の比率だと背景の描き込みをしっかりしないとスカスカの画面になると思ったので、最終的には縦長の構図に落ち着きました。
構図案のラフ固め
決定した構図案を元にラフを制作していきます。キャラクターも決まっていないので、キャラクターも同時に考えていきます。
まずキャラクターから。前向きで元気な性格にしていきたかったので、ポニーテールにしようと思いました。 また、その要素のみだけだとキャラクターとして弱いので、何かワンポイントを付け加えようと思いました。 浅めの思考ですが、元気なイメージからオレンジ色をポイントカラーにしようと思いついたので、 ワンポイントで柑橘類の髪飾りを付け加えました。鞄にもアクセサリーを追加するかどうか悩んでいます。 しっかりとした1つのキャラクターにするかはまだ未定なので、ここまででキャラクター設定は1区切りにしたいと思います。
次に構図案からラフを制作します。CLIP STUDIOのアセットから自転車とダウンロードし、
3Dの人物もポーズを設定して大まかに位置取りをします。
次にイメージとは違う部分――今回は自転車のハンドルが自分の思い描くママチャリとは違ったので、
ハンドルを変更しています。
アタリを元に体と服、髪や表情を制作します。正面から強く風が当たっている状態なので、前髪とポニーテール、スカートと襟を大きめに動かしています。 また、カゴがなかったので、3Dオブジェクトでカゴとかごに入っている鞄のアタリを元にラフを制作します。 まず鞄のディテールを描き込みますが、このままだと鞄が固すぎるのでラフの段階で鞄を柔らかくする作業を追加します。 それは次回の、完成ラフ時にお見せしますね!
次回は線画と色置きから進めていきます。お楽しみください